| 「クックラものがたり」 序 -クックラのうた- |
| むかしむかし 白山の神を真ん中に 神と精霊に感謝し 自然と人々の暮らしが調和する 平和な村がありました |
| 冬は身の丈ほどの雪に埋もれる 辛い暮らしがありましたが やがて 雪が解け 緑が萌え 山々が笑う春がやってきました |
| そして 輝く太陽の下で 森は風に揺れ 麗しい香りに満ちあふれ 生きもの達は 飛び 跳ね 舞い踊る賑やかな夏がやってきました 渓流では 三尺もある岩魚が 森では熊が 我がもの顔に闊歩し 大空には カッコウが鳴きわたり 大鷲が悠然と舞い踊りました |
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| やがて実りの秋となり 山々が 黄金や唐紅に染まり 天空には 月が輝き そしてまた冬がやって来ました |
| その平和な村こそが 大日岳に抱かれた 分水嶺のある ひるがの高原です 雪解け水は 北と南の海へと流れ 平野に実りを 海へ生命の源を運びます そのお返しに 大きく成長した鮎や鱒が 群れをなして森へ帰ってきました |
| 永く続いた平和な太古の暮らしも やがて海を超えてやって来た 弥生の文化に染まり 戦後の開拓の時代を経て 今 ひるがの高原にも グローバルな市場経済の波が 押し寄せて来ました |
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| 「クックラひるがの」の目指すところは 地域の活性化です 地域の過疎化と 自然の衰退を憂い 郷土本来の姿を大切に 自然と暮らしの 調和する在り方を 未来に伝えることです |
| ディレクター 林 英光 |



